「創価学会被害者の会」の仮面を剥ぐ (1)
<2000/09/20 創価新報>


山崎正友率いる「被害者の会」でナンバー2の常任幹事・山口優が逮捕

山崎正友率いる「被害者の会」は「犯罪加害者の会」!
ナンバー2の常任幹事・山口優が逮捕
市民監禁し「目玉や肝臓でも売れ」と恐喝
9月5日 鹿児島

 山崎正友率いる“学会陥(おとしい)れの謀略集団”、いわゆる「被害者の会」で、「常任幹事」という「代表」に次ぐナンバーツーの立場にある山口優(67)が九月五日、監禁、恐喝未遂の容疑で鹿児島県警などに逮捕された。
 この事件は地元鹿児島では同日夕方のテレビ・ニュースで流れ、翌日の朝刊でも大きく扱われた。
 それらの報道によると、山口は暴力団幹部ら六人と共謀し、今年八月、鹿児島市内の会社経営者の事務所に押し掛け、同経営者を約十四時間にわたって監禁し、「今すぐ千二百万円を支払え。保険をかけて死ね。目玉や肝臓でも売れ」などと脅し、恐喝した疑い。

 山口は、鹿児島県議を一期やったあと平成三年に脱会し、その直後の県議選で落選。それ以降、西大宣寺(住職=芦原法雲)の法華講講頭などの立場で、ずっと反学会の嫌がらせを続けてきた。
 特に、山口は平成六年九月、山崎正友の入れ知恵で大石寺理境坊(住職=小川只道)に脱会者や「慧妙」関係者らが集まって開かれた「被害者の会」設立準備の会合に参加し、同年十一月、同会が結成されるや、幹事に就任。会合の司会や登壇者、討論会のパネリストをつとめるなど、同会の中心的役割を果たしてきた。

 本年二月、東京で行われた「被害者の会」の大会でも、山口は、「発足以来六年間で多大な成果」などと手前勝手な“経過報告”を行っている。しかし、この六年間で実際に明らかになったことと言えば、同会が仕掛けた三大デマ事件(白山信之さん名誉毀損事件、東村山市議転落死事件、信平狂言事件)がことごとく悪質なデッチ上げであったという事実であり、逆に同会の中核である理境坊の小川只道とその法華講員が学会員宅などを盗聴していた事実であった。
 また、同会の前代表・八尋由夫(福岡・開信寺の元講頭)が騒いでいた学会員による暴行事件もデッチ上げであることがバレ、現代表・後呂雅巳が埼玉・能安寺で講頭としてペアを組んでいた相棒の副講頭が百四十七億円の巨額詐欺事件を起こして逮捕されたことも記憶に新しい。
 加えて、今回、「被害者の会」発足以来の中心メンバーである山口が暴力団と組んで、市民を監禁し大金を脅し取ろうとしていた事実が判明したことで、この「被害者の会」が実は、デマでも盗聴でも暴力でも“なんでもする”一大「無法・犯罪・加害者」集団であるという醜悪な正体が白日の下にさらされたのである。

 大聖人は、“僣聖増上慢の出家のところに一切の悪人が包摂される”と述べた後、「『即(すなわち)出家の処(ところ)に一切の悪人を摂する』等とは当世・日本国には何れの処ぞや、叡山か園城か東寺か南都か建仁寺か寿福寺か建長寺か・よくよくたづぬべし」(御書二二八ページ)と述べている。
 日顕宗の別動部隊、というより日顕宗そのものと言ってよい「被害者の会」の実態を見れば、いまの日本で“一切の悪人を摂している僣聖増上慢の処”とは、だれもが文句なく、富士宮の大石寺、阿部日顕のところと答えるであろう。