「創価学会被害者の会」の仮面を剥ぐ (3)
<1995/03/01 創価新報>


剥がれた“被害者の会”の化けの皮 幹事は金銭・異性問題の“常習犯”

剥がれた“被害者の会”の化けの皮
正体は多大な迷惑のかけ通し
幹事は金銭・異性問題の“常習犯”
学会に居られなくなった退転者の吹きだまり

 ウソつき集団「被害者の会」の実態は、社会にデッチ上げ情報をタレ流す“ 加害者の会”であるばかりでなく、学会に居られなくなった退転者の吹きだまり でもある。ここでは「被害者の会」の中核を担う幹事2人の悪事を通し、同会の 反社会的体質を暴(あば)く。



 「被害者の会」に幹事として名を連ねている元都議会議員の反逆者・竜年光と 、現職の福井県議会議員で退転者の田賀一成ほど、「被害者の会」の本質を象徴 する人物はいないだろう。
 この二人に共通する悪事の一つは「女性問題」である。
 七十四歳になる竜は現在、妻と別居。愛人と同棲しているが、議員在職中は、 なんと別の愛人と密会、ただならぬ関係に耽溺(たんでき)していたという。 四十九歳のころの話である。
 宗教専門紙などに暴露された、この竜の愛人問題は有名な話で、六歳下の当時 の愛人が記した日記には「今夜は二人ともはげしく青年男女の様に燃えた」「 毎夜重ねる爆発が一日毎に最高だねとは先生(編集部注=竜のこと)の言葉」 等々、みだらな逢瀬が赤裸々につづられている。しかも竜は、議員として支給さ れた給与、つまり「都民の血税」の中から、この愛人に月々の“手当て”まで渡 していたのである。

 一方、現職の県議会議員である田賀も、福井市議会議員時代から、数々の 女性問題を起こしている。
 中でも、大阪のある女性とは、二十年以上も愛人関係にあった。四十歳前の 田賀が福井市議会議員に当選して間もないころ、二人は選挙の応援先の京都で知 り合った。
 ノイローゼを患(わずら)ったこの女性に、薬剤師の資格を持つ田賀は、さま ざまな薬を与え、時には自ら指圧による“治療”すらしていた。田賀は、 議員研修などの際も他の議員とわざわざ違うホテルにするなど、別行動を装い、 時には二、三日もの間“雲隠れ”してこの女性との密会を楽しんでいた。東京で の選挙応援の際には、同行したこの女性を「自分の妻」だと偽って紹介したこと すらあったのである。
 公職にありながら「色欲」に狂った二人は、女性を愚弄(ぐろう)し、支持者 、社会に対する重大な背信行為を犯したのである。この一事だけでも竜はこれ 以上の老醜をさらけ出すことなく隠居・反省し、田賀は速やかに議員を辞職しな ければならない。

 そればかりか彼らには、もう一つ共通する悪事がある。
 「金銭問題」である。
 竜は、議員を引退する前年の昭和五十九年、財団法人「土と人間の蘇生の会」 を設立。この公益法人を使い、老後のための金もうけをたくらんだ。この財団の 運営資金を、企業や団体などから「出資金」「寄付金」名目で漁(あさ)るよう にして集め、一千万円単位の金銭を受け取っている。
 竜はこの財団を私物化し、日顕宗と結託して学会を中傷する文書を財団から 発行させるなど、常軌を逸した財団経営を重ね、その後、東京都から契約を解除 されているのである。
 また定年制で引退が決まったことを逆恨みし、学会に反逆して、「解散撲滅の 会」なる団体を作り、あろうことか日顕と結託。学会の法定解散を求める署名集 めへの“協賛金”として、一千万円の提供を受けている。とんだ“銭ゲバ老人” である。

 一方の田賀も、市民相談に訪れた支持者などに、自ら経営する薬局で販売する 高額な健康器具等を言葉巧みに売り付けたり、全国身元保証協会の県代理店を開 き、一口一万二千円の会費を払った顧客に平然と契約不履行を起こしたりしてい る。また、議員という立場を“悪用”して土地売買の仲介に入り、手数料すら取 っている。
 こうした田賀の“金の亡者”ぶりは、地元誌「財界北陸」でも取り上げられ、 厳しい指弾を受けたほどである。

 「女性問題」「金銭問題」を起こし、学会にいられなくなってしまうのは 退転者の常だが、こんな人間を選んで幹事に据えた「被害者の会」は、何より 自らが反社会的集団であることを社会に暴露しているのである。



 田賀一成
 竜年光
 “被害者の会”の昨年末の会合は空席ばかりが目立った